不用品回収 大全集

民間の不用品回収業者に回収された不用品のその後はどうなる?

無許可の不用品回収業者が、大量のごみを不法投棄していたというニュースを時々見かけます。お金を払って不用品回収に出したのに、知らないうちに捨ててはいけない場所に放置されてしまっていたらと心配になることもあるかもしれません。この記事では不用品回収業者によって回収された不用品が、そのあとどうなるのかについてお伝えします。回収された不用品の行方を知ることで、安心して不用品回収業者に任せることができるようになります。

回収した不用品は分別のあとリユース・リサイクル・リメイクされる

不用品回収業者は、まず回収した不用品を分別します。国内で売るもの、再生するもの、海外に売るもの、廃棄するものなどに分けられたあとそれぞれのプラントで処理されます。回収された不用品の約8割が再利用され、廃棄されるのは2割ほどです。

リユースやリサイクルされるものは国内のリサイクルショップに売られたり、海外やオークションで販売されたりします。リメイクされるものは、工場で素材に生まれ変わって再利用されます。

廃棄するものは一般廃棄物として処理され、リサイクル家電も適正な方法で処分されています。

リサイクルショップ

海外に渡った不用品のその後

日本では不用品となった電気製品でも、海外では人気のある品物もあります。そのような品物は輸出業者を通して海外に運ばれ、その後現地のバイヤーから販売店が仕入れます。仕入れた販売店で不具合が修理され検品のあと店頭に並び、各家庭で再び現役として利用されます。

自転車も人気があります。主な輸出先は東南アジアやアフリカです。現地でメンテナンスされピカピカに生まれ変わった自転車は、通勤や子供たちの通学の足として活躍しています。マウンテンバイクやシティサイクルなど地域によって人気の自転車も異なり、幅広い需要があります。

誰かの不用品は誰かの必要かもしれない

誰かにとっての不用品が、別の誰かにとっては利用価値のあるものかもしれません。不用品の約8割が再利用されていると聞くと、少し安心できます。不用品回収業者は市区町村から許可や委託を得て不用品を回収しています。頼んでいないのに街中を回っている業者は、許可のない悪質な業者の可能性があるので利用しないよう注意しましょう。

リメイク